Report

イベントのレポートです。 >> 写真へ >> アンケートの声へ

第20回 FileMaker Fun Night! 「ランタイム作って配布しよう!」
・開催日時:2007/02/10 18:00-19:30
・開催場所:Apple Store Ginza 3F シアタールーム
概要:
FileMaker ユーザのためのマンスリーイベント「FileMaker Fun Night」。今月のテーマは「ランタイム作って配布しよう!」です。FileMaker Pro Advancedの「ランタイムソリューションアプリケーションの作成」機能を使えば、FileMakerをインストールしていないマシンでも動作できるようにデータベースをアプリケーション化できます。これを使ってオリジナルソフトの開発・配布、CD-ROMやマルチメディア・キオスク開発などを行う際のコツをご紹介します。
レポート:
同じFileMakerでも「Advanced」は開発用バージョンと言われています。なるほどカスタム関数スクリプトデバッガなど、開発のために用意された機能の数々が目につきます。なのですが、実は最大の優位点として「ランタイム生成機能」を挙げる開発者も多いのではないでしょうか。FileMaker Proのインストールされていない環境で動作可能な「ランタイム」を生成するこの機能、webに置いてダウンロードしてもらったり、CD-ROMにして配布するなど、FileMakerの世界を飛躍的に広げることができます。

さて、今回のお題詳細を挙げてみると...
・[しっかり覚えるFileMaker]〜データベース共有はじめの一歩〜
・【特集:ランタイム作って配布しよう】
・恒例Tips対決!
・[FMスーパーテクニック]〜イベントドリブンの考察〜

[しっかり覚えるFileMaker]〜データベース共有はじめの一歩〜 <sevensdoor/竹内さん>
FileMaker Server、使ったことありますか?
共有のためだけに作られたソフトですから、普通のFileMakerのように目に見える形でファイルを開くことはできないし、起動しても表面上は何も起こらない。○年前に始めて触った時は「えぇぇっ?(絶句)」て感じでした。でも、データベースを共有、すなわち情報を共有するためには、これほど強力な助っ人は他にいないのです。
スタンドアロン(単独使用)は、とても手軽というFileMakerならではのメリットを提供します。しかし複数メンバーで情報を共有するためには、少なくともクライアントを使った共有(サーバ役のマシン+クライアント5台迄)が必要になってきます。ひとつのデータベースを共有することで、情報の散在化や重複を無くし、先祖返り(ううっ致命的)などのない安全なデータを利用できます。
小規模であればこのままでも良いのでしょうが、更にメンバーが増えたりデータが巨大になってくると、クライアントレベルの共有ではパフォーマンス、安定度、バックアップ等の点で辛くなってきます。そうなったらFileMaker Serverの導入が現実的になってきますね。高速・安定・最大250クライアント・自動バックアップなど、クライアント共有とは比較にならない強力なパフォーマンスにより、振り回されるあなたから本来業務に専念するあなたへ変身できます。

ネットワーク上を流れるデータそのものを暗号化することも可能など、セキュリティ的にもServer利用の方が断然有利とのこと。竹内さんの判りやすくオモロイ解説が印象的でした。私も今迄きちんと整理された状態で説明を受けた事はなかったので、とても興味深く拝聴しました。
三部作とのことで、次回、その次とより具体的に深く入って行くそうです。これは見逃せないでしょう、楽しみです。


【特集:ランタイム作って配布しよう】 <sevensdoor/茂田さん>
雑誌の付録や展示会での配布物など、CD-ROMに収録されたFileMakerソリューションを見た方は少なくないと思います。こういった配布物は、閲覧者の使用するパソコンにFileMakerがインストールされていなくても動作しなければならないので..... さあ、どうしましょう、というときの切り札が「ランタイム」です。
ソフトの入っていないパソコンであっても問題なく動作してしまうランタイムの生成には「Advanced」が必要です。さて、ステージにはCD-ROMなどでランタイムの作歴豊富な茂田さん登場です。

・ランタイムの生成には「Advanced」が必要。
・生成したランタイムはライセンスフリーで自由に配布可能。
これは結構お勧めですよね。身近なところでは、子どもたちのビデオを実家に送る時などにも使えるかも。

・ランタイムは、その生成に使用したFileMakerのバージョンの必要動作環境に準じて動作する。
古いバージョンやMac/Winの区別には気を付ける必要があるってことですね。

・市販のソフトでも実はランタイムというものが結構ある。
これは知りませんでした。短納期に強いFileMakerならでは、と言えるかもしれませんね。
茂田さんは今迄に雑誌や書籍の付録CD-ROM制作に利用してきたそうです。

では、通常の(ランタイムではない)FileMakerとの違いは...
・DB作成・レイアウト・各種定義など開発要素、共有、SQL実行、PDF作成などができない。
・FileMakerそのもののヘルプは出せない。
・ダイアログ、ツールバーなどに相違点がある。
・修復メニューが無い。(実はcommand+option+ダブルクリックで起動すると修復できるんだけど。)などなど。

ランタイム化に際しては、Admin権限を削除するなど、セキュリティに十分気を付けてください。(直せなくなるのでコピーを確保のうえで)また、ランタイムはアプリケーション部分を内部に抱えるため、だいたい80MB程度とかなり重くなります。起動にかなり時間が掛かる場合もあるようですから、あらかじめコメントをつけておくのも良いかもしれません。


恒例Tips対決!
時間が激しく押せ押せですぅ。よって今回は規模縮小です。

竹内さん:「レイアウト切替」スクリプトステップを追加することで「関連レコードへ移動」するときの飛び先TO名を確認しやすくするワザ。
茂田さん:フィールドラベルの文字よりも領域が長過ぎるとき、command+shift+p で一発調整するワザ。(注:v8ではできないようです。)


[FMスーパーテクニック]〜イベントドリブンの考察〜 <sevensdoor/Shinさん>
イベントって何ですか→OS管理下にてマウスやキーボードの操作をもとにソフトへ伝達される情報
ではドリブンとは何でしょう→ユーザ起源のさまざまなアクションの発生タイミング

ってことは、わざわざボタンをクリックしてスクリプトを起動するのではなく、特定の値が入力されたり...といったことをきっかけとして処理が起動することをイベントドリブンと呼んでいるんですね。
実際にはFileMakerのネイティブ(標準機能)にも一部含まれていて...
・レコード作成や確定といったタイミングで行われる「入力値の自動化」
・計算値の自動入力(既存値を上書きする処理)

ネイティブでは難しいものとしては...
・カーソルをセットしたり抜いたとき動作する
・確定を伴わないフィールド値の変化で動作する
・マウスポインタがオブジェクトをよぎったことを検出して...
これらを実現するには、いわゆる(禁断の)プラグインを利用することになります。

では、なぜ「禁断の」なのか
こういった事象をとらえて動作のきっかけにする為には、プラグインを使えば良い訳なのですが、FileMakerネイティブの範疇とは違って、かなり考慮すべき要素が増えてしまうので開発は大変になります。思わぬところで意図しない動作が始まり大変な結果になることもあるので、入念な検証も必要になるでしょう。
しかし、プラグインの利用によりソリューションの機能は大幅に拡張されますので、デメリットを考慮しても十分に魅力的なんですね。こういった辺りを指してShinさんは敢えて「禁断の」と呼んだという訳です。
例として挙がったのは...
EventScript 1.1(フリー)
ZipScript 2.0(フリー)
TroyActivator(有料)
MMScript 1.0(有料)

webでゲットできるようですね。
基本的にこれらに添付されるドキュメントは英文と思われますが、ウデに自身のある皆様はメゲずに試してみては如何でしょうか。残念ながら今回割愛されたデモが、4月にはリベンジセッションとして再度やっていただけるというお話です。今回見逃した皆さん、チャンスです。

★難問・奇問続出、Neralendar2月分のFileMaker Quiz after FP7 について

問題:intel Mac上のFileMaker Pro8.5で非Universal Binaryのプラグインを使うには、Finderで_____________。 空欄を埋める適切な表現を下記から選択せよ。
 a. FileMaker Pro 8.5の「情報」ウィンドウを表示し、「Rosettaを使って開く」を無効にする。
 b. プラグインの「情報」ウィンドウを表示し、「Rosettaを使って開く」を無効にする。
 c. FileMaker Pro 8.5の「情報」ウィンドウを表示し、「Rosettaを使って開く」を有効にする。
 d. プラグインの「情報」ウィンドウを表示し、「Rosettaを使って開く」を有効にする。


正解:「c」(FileMaker Pro 8.5の「情報」ウィンドウを表示し、「Rosettaを使って開く」を有効にする。)でした。
会場での挙手による解答は...というより挙手そのものが少なかったような気も。
みなさんはどですか?

さて、抽選コーナーです
革製のFileMakerロゴ入り手帳バインダ。
おそらく、DevConの折にも登場したグッズなのではないかと思いますが、瞬時にゲットされ視界から消えてしまったため未確認でございます。
中身の差し替えができる優れものだったと記憶しています。獲得されたかた、おめでとうございます。

Reported by 金丸康明



アンケートのご協力、どうもありがとうこざいました!また、今回も北海道のAppleStore札幌でも同時中継されました。札幌の皆さんからもアンケートをいただきました。ありがとうございます。現場でアンケート用紙が足りなくてご記入いただけなかった方は、ご意見、ご要望やご感想をこらちからいただければ嬉しいです。 >> ご意見箱

Special Links:
・IT戦隊ネラレンジャーのカレンダー「ネラレンダー」ご存知ない方はこちら

Special Thanks to:
 FileMakerまんが:たまみそさん(今回のまんがはこちら
 イベントレポート:金丸康明さん
 写真協力:坪川昌嗣さん
 会場ヘルプ:hifuminさん

会場の様子:>> Topへ




データベース共有3部作シリーズの第1弾!

サーバと言えば竹内さんです





茂田さん、ランタイムを詳細解説っ


ふむふむ・・



作成されたランタイム





デモは次回以降のお楽しみに…!

2月のネラレンダーのクイズ解答です

札幌中継カメラマンっ


AppleStore札幌で中継中

おまたせ、たまみそマンガ!

来場のみなさんのご感想:>> Topへ
男性FM Pro大全の実習ポイントの紹介は、まだ読めていない!(厚すぎる)
私にとっては、Good。
Winの話題も扱ってほしいです。特にVista対応。レイアウトモードで複数のオブジェクトを中央揃えにするTipsがあったら教えてほしい。(FM7まではCtrl + K)
女性む・つ・か・ち・い。20回おめでとうございます。
たまったら本にしたらいいと思うの。
男性plug-inの細かな説明を聞きに来たいと思います。
男性ランタイムの解説がすばらしかったです。しかし、Tips対決を充実させるためにも、あまり押さない進行をお願いします。
女性ランタイムの詳しい説明ありがとうございました。簡単に、かつ利用価値が高いので、今後ぜひ活用してみようと思います。
男性次の機会があれば、イベントドリブンのデモを是非お願いします。
男性サーバ3部作、楽しみです。
男性難しい話題の時も、後々役立ってます。
男性内容のレベルを上げて欲しいです。時間も2時間くらいあるとうれしいです。
今日は貴重で楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。
男性今日も非常にためになるお話、ありがとうございました。次回のサーバの話も楽しみにしています。ランタイムの話はなかなか聞く機会がないので良かったです。それからイベントドリブンのお話は、今日あまり時間がなかったですが、いつか詳しく是非メインでお話を聞けたらと思います。メンバーのみなさまご苦労様でした。
男性Linux上のDBとのコラボを特集してください!(会社ではFM onlyの環境はあり得ません)議論に多層性を。
男性毎回、参加する度に新しい発見があり、大変よい勉強になっております。ありがとうございます。4月のイベントドリブンのDemoを楽しみにしています。
女性濃密で有意義な話題でした。FM Serverの第2回も、是非聞きに来たいと思います。
男性FM Server Advance(Web共有)も次回イベントしていただけるとありがたい。
女性・ランタイムの話は面白かったです。予想外の高機能がFMにあったのでびっくりしました。
・FM Serverの話は、今後の開発の参考になります。ユーザによってはFM Serverが導入されており、ソリューションのカスタマイズの時に、何に留意しなければならないか、これから調べるところです。
・最後になりますが、初台でのトレーニングではお世話になりました。まだまだFM開発者としては駆け出しですが、よろしくお願いします。
男性楽しかったです。
男性イベントドリブンの話、次を楽しみにしてます。
男性楽しい時間をありがとうございました。
男性みなさん少し早口でした。
女性サーバ第2弾楽しみにしています。改めて考えてみると、まだまだ知らないことあるんだなあ...っと思ったりして。。。
ランタイムはたまぁーに作ることがあるだけなので、7章読まねば...
マニュアルって大切なのですね。
男性銀座とつながるとは...
男性講師の方の顔を、最初とQ&Aの時に見れるといいな。ネット中継の場合に。
男性FM-Hokkaido有賀代表のおかげで、北海道でもイベントに参加できることを大変うれしく思います。しかも、美しい丘の町、Bieiに於いてできることを楽しみにしております。夏は皆様でBieiから発信というのはいかがですか?

Copyright © 2004-2010sevensdoor.com. All rights reserved.