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第29回 FileMakerと外部SQLデータソースの探索
・開催日時:2007/11/10 18:00-19:00
・開催場所:Apple Store 銀座店
概要:
FileMaker 9の新機能に、外部のSQLベースのデータベースをまるでFileMakerのデータであるかのように扱ってしまう、驚くべき新機能が含まれています。リッチなFileMakerのレイアウトにて、リアルタイムにデータの表示、更新ができるなど、この魅力的な機能の真価に迫ります。
レポート:
銀座がやたら混んでるなと思ったら、クリスマスツリーの点灯式があったらしい。気ィ早すぎじゃないのなどと思いつつAppleStoreへ。すると、新しいiPod系商品を手に取るお客さんの数にも驚く。今日は人が多い。やはり、この辺りからクリスマスを意識してマーケットは盛り上がって行くんですかねえ...いわゆる高額商品が価格的に幾ら位からそう呼ばれるのか知らないが、あっしの場合、ず〜っと買ってないような、そうでもないような。
ところで、はや30回目前! 「継続はチカラなり」を地でいく FunNight!。毎回おなじみの来場者に加えて、安定してほぼ一定比率で初めての方も混じってる、というのが流石 Apple Store で開催ならでは...ですね。クリスマスに向け盛り上がるマーケット、その客筋さえ取り込んで(ホントか?)シアターは今宵も熱気に包まれるのでありました。

第29回 FileMaker Fun Night!「FileMakerと外部SQLデータソースの探索」
お題は...
しっかり覚えるFileMaker 〜覚えておきたいキーボードショートカット〜
FMスーパーテクニック 〜FileMakerと値一覧の探索〜
恒例Tips対決!
【特集:FileMaker と 外部SQLデータソースの探索】


●しっかり覚えるFileMaker 〜覚えておきたいキーボードショートカット〜 <茂田さん>
どんなソフトでも最初はメニューバーからコマンドを探しながら使い始めますね。で、使い込むうちにショートカットを覚えて行くのですが、個人的にFileMakerの場合は不思議となかなかショートカットを覚えないような気がしますね。構造とか計算式とかを考えるところで、既に自分の能力を使い切ってるのでそれ以上受け付けないってことですかね。だとすれば、こうやって強制的にショートカットを頭に入力する行為は有効ということに..

茂田先生いわく、「ここから先、windowsユーザの皆さんは、PCをMacに置き換えてください。」ですと。

・まず、前提になるレベル
 ・コマンド + B → ブラウズモード
 ・コマンド + L → レイアウトモード
 ・コマンド + F → 検索モード
 ・コマンド + U → プレビューモード
 ・esc または コマンド + ピリオド → 実行中動作のキャンセル
 ・スペースバー → 設定ダイアログ上での項目のチェック/アンチェック
 ・コマンド + option + w → 全てのウィンドウを閉じる
 ・コマンド + ? → ヘルプを表示
 ・コマンド + shift + o → 共有ファイルを開く
 ・option 押しながら 開く → アカウントの変更
 ・option + esc → 変更を保存せずにダイアログを閉じる
 ・コマンド + shift + f → 文字列の検索置換へ
 
 ここで、カスタムメニューの設定によってウィンドウが閉じられなくなっている場合、コマンド + L でレイアウトモードにすれば閉じられる、というTipsも。
 
・ここから基本レベル
 ・コマンド + option + v → テキストをスタイル無しでペースト
 ・オブジェクトフィールドにカーソルを入れてスペースバー長押し → 録音開始(消す時はカーソルを入れて delete)
 ・control + ↑↓ → レコード切替
 ・esc → 指定レコードへ移動
 ・コマンド + option + s → ステータスエリアのON/OFF
 ・コマンド + option + z → ウィンドウのフィット
 
・レイアウトモードでは
 ・esc → 指定レイアウトへ移動
 ・コマンドを押しながら対象をクリック → オブジェクトのデフォルト書式を変更
 ・コマンド + d で複製の後、位置を調整してから今度は コマンド + d を連打 → 一定間隔でオブジェクトを連族コピー
 ・control + option + tab → オブジェクトタブにカーソルを移動
 
 揃え系
 ・コマンド + option + 矢印 → 整列
 ・コマンド + y → オブジェクトグリッドON/OFF
 ・option + フィールドのダブルクリック → フィールドの書式設定
 ・shift + ドラッグ → オブジェクトの水平/垂直移動(optionも一緒に押せばコピー)
 
 ・option + 描画操作 → 正円または正方形を描画
 
 ふう。今日はこの位で勘弁しといてやろう。
 

●FMスーパーテクニック〜FileMakerと値一覧の探索〜 <竹内さん>
プルダウンやチェックボックスなど、形はいろいろですが中身はみな値一覧。
ではそのメリットとは。
・選択するだけなので入力が楽
・選択肢にない値は入力不可にもできるので、データの整合性を維持する効果がある
・動的値一覧を使えば、親項目の選択により、子項目の選択肢を絞り込むこともできる

動的値一覧
大人気の動的値一覧。最近ウケてます。これには2パターンありますな。「地方」(上位)と「県名」(下位)の例で言うと、
タイプA. 既存レコードの「県名」レコードに入力されている値をそのまま値一覧にする
タイプB. 「中国」地方を選んだ場合、県名の選択肢として「岡山、広島...」など中国地方に属する県名に絞り込んだ値一覧を表示する。

ここでデモ。

「地方」のプルダウンはタイプA。つまり単純なフィールド参照。
「県名」のプルダウンは...
 ・地方-----地方 の自己リレーションを作成
 ・参照先フィ−ルドを「県名」を指定
 ・「関連レコードの値のみ含める」にチェック
 ・「次のテーブルから」のプルダウンで「親---親」の自己リレーションを指定
 
 こうすれば、「県名」の選択肢は上位項目である「地方」の選択状態に応じて切り替わります。
 
動的値一覧のコンテキストとターゲット 
 v8.5以降、値一覧用のコンテキストは、入力するレイアウトのコンテキストに依存しなくなったとのことです。
 
 ここでデモ。
 
 確かに言われてみるとその通りです。
 しかし、今ひとつピンと来ないのは、おそらく私自身の「理由はともかく、本能的に作る」習慣により、動くパターンでしか作ろうとしなかった為かなと。
 
 Tipsとして
 動的値一覧などは、値一覧の為だけにリレーションを作ること。その名付けも、そうした意味が読み取れるものにしておくことで、後日の変更が楽になると。
 これは判りやすいTipsですね。
 
カスタム値による値一覧
 実際には「フラグ」(1と0とか)にしてしまえそうな値一覧が結構多い。
 
 例:ON/OFF、男/女、要/不要...
 
 このような値一覧をフラグ化するとどうなるでしょう。
 たとえば「男/女」が「1/0」になったとしても作り手はそれほど混乱しないでしょう。
 それにレイアウト上の数字書式設定で、1のとき男、0のとき女、と表示することもできますね。
 
 一方、チェックボックスには不向きになります。また、データが0/1になることで検索などでは工夫も必要になりそうですね。
 適材適所で選択ということになりますかね。
 
フラグ以外のカスタム値
 決め打ちで選択肢を登録しておく訳ですから、ある日必要になったからと言って闇雲に選択肢の追加や変更を行なうことは厳禁ですよね。
 ユーザが選択肢を変更可能になっている場合は、ソリューションのアップデートの際に変更されていないかよく確認しましよう。
 また、データ分離構造になっている場合も、値一覧は構造要素なので差し替えると一緒に変わってしまいます。
 予め、値一覧の編集権限についてよく検討したうえで運用するのが吉。
 
値一覧はFileMakerの大きなアドバンテージなので、多いに使いこなしてラクになりしょう。


●恒例Tips対決!
・オブジェクトフィールドに貼付けた画像の情報を収集する技(茂田さん)
 Length()で値をゲットすると画像のファイルサイズが返る。
 Get As Textで値をゲットすると画像のピクセルサイズが返る。
・FMSに登録する名前は、はみ出して読めなくならないよう短くしておこういう技(竹内さん)
・値の入っていないオブジェクトフィールドの書き出しを行うと、直前に書き出した用済み書き出しファイルを消すことができる。(Shinさん)
 セキュリティ上残したくない時に便利です。スクリプトで実行しないと書き出しできないので注意。


●【特集:FileMaker と 外部SQLデータソースの探索】 <Shinさん>
v9になり、ODBCまわりの大幅な強化で、ますます業務基幹系への食い込みの可能性を上げてきたFileMaker。このあたり、単にやってみるためにもMySQLとか動かす必要があるため敷居が相当高いのですが、必要になったとき「そー言えば、FunNight!でこんな風にやってたな」と思い出せるか否かで天国と地獄が分かれるかもしれません。じっくり話を聞いておきたいポイントであります。かくいう私もそういう立場なので、コレを書くという行為が少々重たく思いますけど、ん〜まぁいいか。
 
外部データソースとは...広い意味ではFileMaker以外のデータソース。ここではODBCという標準化された仕組みを介して、業務基幹系に多いSQLデータベースの値をFileMakerから参照し、利用する、その対象を指します。
すぐに思いつく利用方法としては、社員とか稼働日とか...マスタ系の参照でしょうか。

ここで、v9へのアップデートで大きく変わったポイントは、
・リアルタイムなデータ更新... 参照先でデータが更新されたら、即FileMaker側にも反映される
・SQL言語を知る必要がない... 本を買ってこなくても、ダイアログでの設定だけで接続できるということ(もちろん、相手側のデータベースの個々のアクセス権は関係します)

v9からは、FileMakerのダイアログにおいても「ファイル参照」→「外部データソース」に名称が変わったし、データ参照ダイアログにも「タイプ」というパラメータが追加されています。

ここで接続のデモ
Macでは「ODBCアドミニストレータ」を使って、データベース接続のための定義を行ないます。
・名前(DSN)
 DSN (Data Source Name) というものを定義します。相手を特定し、認識する為の名前を使用するマシン側で設定しておくんですね。
・接続先ホストのIPアドレスなど
・相手先にアクセスするためのアカウント情報

なんだか、その昔ダイヤルアップでインターネットに接続していた頃の設定を思い出したりして。

設定が終わり、リレーションシップの定義画面で「ODBCデータソースの追加」を選択し、先ほどのDSN、そのテーブルを指定すると、接続先のテーブルのTOが現れました。FileMakerではシャドウテーブルとして扱われ、各所でテーブル名、フィールド名などはイタリックで表示されます。
FileMaker自身の持つテーブルのように、フツーにリレーション定義やレイアウト設定ができます。でも、あたりまえですがフィールド定義の変更はできませんね。他所のデータベースですからね。
ただし、
・FileMaker側での入力値の自動化などは設定可能。また計算、集計フィールドの追加も可能。
・FileMaker側から参照先データベースのフィールド値を書き換える、レコードを追加する、削除するなどももちろん可能。ただし、参照先側の権限によりますが…。

FileMaker上で書き換えられたデータが、リアルタイムに接続先側のデータベースに反映されることを確認しました。最後に、FileMaker側のアクションにより、参照先へ送信されてたSQLコマンドをログで確認してデモ完了。流石。


★難問・奇問続出、Neralendar11月分のFileMaker Quiz after FP7 について

問題:[関連レコードへ移動]スクリプトステップを実行する際に、注意すべきポイントとして適切なものをすべて選択せよ。

 a. リレーションのソート順指定がされているかを確認する。
 b. 移動した後、対象レコードの件数が0件になっていないかを確認する。
 c. 移動する前に、リレーション先のレコードがあるかどうかを確認する。
 d. このステップの前に、適切なレイアウトにいるかどうかを確認する。

正解:「c」「d」
aは無関係、bはver.6以前の話で、ver.7以降では移動先が0件は起こらない。

★★★★★★★★★★★★★★★ FileMaker Day 再び!! ★★★★★★★★★★★★★★★
さあ、次回は12/4(火)12:00〜19:00 FileMaker Dayだ。楽しみですなあ。

Reported by 金丸康明




アンケートのご協力、どうもありがとうこざいました!
ご意見、ご要望やご感想はこらちからお寄せください。 >> ご意見箱

Special Links:
・「FileMaker Day」の詳細予告はこちら
・IT戦隊ネラレンジャーのカレンダー「ネラレンダー」ご存知ない方はこちら

Special Thanks to:
 FileMakerまんが:たまみそさん(今回のまんがはこちら
 イベントレポート:金丸康明さん
 会場ヘルプ:新妻利恵さん
会場の様子:>> Topへ



ポイントが解りやすい!

いろいろあるショートカット



値一覧もいろいろありますね


お互い何のTips出すのかは知らないそうです





FileMakerのODBC利用術





たまみそ先生、嫁入り一週間前!

来場のみなさんのご感想:>> Topへ
男性茂田さんのセッションの続編を希望です。
Get ( テンポラリパス )関数使ってそこに書き出して、書き出したファイルは無視する。
女性ver6以前のFileMakerを外部データソースに指定できると、都合で埋もれてしまった案件が復活して嬉しいのになぁ。
値一覧がよかった。後ろで話をしないでくれ。うるさくて話に集中できない。
男性・SQLまたやってください(もっとくわしく)
・Open Directoryでたくさんデータベースがあってもパスワードを一元管理できるそうですが...、やった事ありません。教えていただけますか?(Mac OS X Server使って)
男性FileMaker Day を福岡でも希望!
男性動的値一覧の話、良かったです。是非使ってみます。SQLの話は、また特集して欲しいです。全く知らない世界ですが興味深かったです。ありがとう!
男性SQLをくわしくやってほしい。できれば本を出してほしい。
参考になりました。
プレゼンをデジカメでとっても良いですか?
男性たまには時間通りに
結婚おめでとうございます
男性とても良いテーマでした。
男性メールで連絡させて頂きました。
毎回ご苦労さんです。
男性いまだ、会社がFMPro Server 5.5です。
個人で、9 Ad.を使ってるので、今後のために次回も来られたら来たいです。
男性非常におもしろかった!
男性おもしろかった
女性外部SQL...
意外と簡単であることがわかりました。もっと詳しく?いろいろ知りたいです。
男性今回もたいへん参考になる内容をありがとうございました。単独でシステム開発を担当している私にとっては、とてもよい刺激になります。今後ともよろしくお願いします。
女性ショートカットがいろいろあるのがわかって良かった。FMを使ってみたいとは思うのですが、いったい何に、どんな風に使えば良いのか...。
男性ESSはまださわっていなかったので、ログの部分は面白かったです。MySQLはInnoDBに対して接続していたようですが、可能なのですね。

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