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「FileMaker Day (銀座)」
・開催日時:2007/12/04(火)12:00-19:00
・開催場所:Apple Store Ginza 3F シアタールーム
概要:
SevensdoorとAppleStoreとのコラボレーションにより実現する、“まるまる一日FileMaker”という、あの人気イベントがふたたび開催されます。
詳細はこちら!
レポート:
12月4日(火)午前11時 AppleStore前、平日しかも日ざなかの銀座を訪れることは滅多にないので妙に新鮮だ。
さて、第2回FileMakerDayは東京・名古屋・大阪と3都市を巡るツアーとなり、今日がその初日・東京銀座である。
いつものSevnsdoorメンバーに加え、開催地ごとに異なるゲストスピーカーを迎えて繰り広げられるFileMakerネタへの期待を、仕事を置いて出てきた行為が加速する。
実は今回ワシもゲストスピーカーの一人になっているので、それも楽しみのひとつ。
さあ、シアターへ。

FileMaker 9機能紹介 + "Bento":日隈雅也(ファイルメーカー)
大量ページ文書のweb公開におけるFileMaker利用の一例:金丸康明(港北出版印刷)
FileMakerで考えるモデリング-在庫の場合:今泉みゆき(Sevensdoor)
FileMakerの関数について語り尽くそう:茂田カツノリ(Sevensdoor)
ビジネス現場とSQL連携、そのテクニック:竹内康二(Sevensdoor)
海外ツール&リソース最新事情:Shin(Sevensdoor)
パネルディスカッション〜みんなで語ろうFileMaker〜吉田博英さん(MacPeople編集長)小山香織さん(トレーナー/ライター)茂田カツノリほかSevensdoorメンバー
FileMakerなんでも質問、ご相談どんと来い!:Sevensdoorメンバー
インスタントWebをiPod touchに最適化する試み:松尾 篤(エミック)


●FileMaker 9機能紹介 + "Bento":日隈雅也(ファイルメーカー)
そろそろ利用者も殖えてきたFM9、その新機能や優位点の数々に加え、発売間近のパーソナルデータベース「Bento」のプレビューが行われた。

・新機能または変更点

 ・Quick Startダイアログ
  起動時に表示されるダイアログが、従来の実用オンリーなものから便利でオシャレなものへ進化
 ・ウィンドウサイズに追従するフィールドやオブジェクト
  ウィンドウサイズを変えても、常に左1/2を占めるフィールド、とか常に真ん中にあるオブジェクト...なんてものが可能に
 ・webビューアに読み込みプログレスバー表示が追加
 ・条件付き書式
  フィールド値に応じて、その文字書式やフィールド書式を可変する
 ・ツールバーにボタンが2個殖えた
  Excelとして保存、PDFとして保存
  スクリプト中からの実行であれば、PDFには追記も可能(異なる条件による検索結果を1つのPDFに納める...といった使い方も)
 ・外部SQLデータソースへのアクセスが可能に
  業務基幹系はSQLやオラクルの牙城であります。そういったシステム上のデータをFileMakerから読み書き可能に
  これから増々FileMakerが随所へはびこり、本丸へ侵入していくための手がかり足がかりとなる重要な要素
  
さすがに販売元の日隈さんだけに、実にソツのないクールな喋りで、新機能の数々を浮き彫りにしていきます。こういう説明を聴いていると早くアップデートしたくなってくるね。
ま、ウチの場合はMac OS 10.3.x から10.4.x へのアップデートの方が先決ってことになりますけど。

さて、FileMaker Server
FMSは、多数のクライアントで無理無くDBを共有することができ、定周期で自動バックアップやスクリプト起動(シェルスクリプト)も可能など便利かつ安定安全な運用ができるものです。
今回のアップデートでは、開始ページ・Admin Console・Site Assistantなどに外見・内面とも大幅な変化があり、機能的にもかなりの向上がみられます。
サーバの設定など管理操作をするとき、開始ページからすべての機能へアクセスします。

・ブラウザに http://[サーバのIP]:16000/ (16000ポート)とURL入力すると開始ページが表示される。
・Admin Console、Site Assistant は、FMSからJAVAアプレットをローカルへダウンロードしたものを使う。
・サーバのテスト・マニュアル閲覧・テクニカルインフォを調べる・アップデートの確認 これらも開始ページ経由で行うことができる。

感覚的に、従来のコンソールとはかなり違う。雰囲気的にはweb公開管理コンソールに機能をぜんぶ移設したらこんな感じになりそう。

○さて「Bento」ってどうよ
実はセッティングの不調か、この枠では起動する事ができなかった。ザンネン。
でも、後から別枠でリベンジを果たしましたよ。以下はリベンジのシーンから。

・新感覚のパーソナルデータベースで、たとえれば iLife 等のDB版といったところ。あくまでパーソナルユースが前提なのでネット越しの共有機能などは用意されていない。
・Mac OS(レパード)以降専用の製品で、Windows版は無い。
・感覚的な操作を前提にしてインタフェースが設計されているため、DBの知識などは不要

いろいろとデモを見せてもらったのですが、表示がとにかくキレイ。画面切替の際のトランジションも思わずハッとするようなインパクトがあり、FileMakerでこんなトランジションが使えたら...と思ったオーディエンスも多かったことでしょう。Macに散在するパーソナルな情報を一元管理するといった使途においては必要充分なパフォーマンス。メカメカしくないルックス。仕事以外ならこっちかもしれませんね。


●大量ページ文書のweb公開におけるFileMaker利用の一例:金丸康明(港北出版印刷)
さて、自分の喋りをレポートするという前代未聞の状況に悩みつつ、語り切れなかった事をここで書いてやろうとなどと不埒な考えが脳裏をよぎる。

居並ぶ著名人たちの中、シアターに漂う「コイツ誰?」を払拭すべく、まずは印刷屋でDTPや編集作業の傍ら10年以上にわたってFileMakerに取り組み続けた、面付表作成ツールに始まる作歴を辿り自己紹介。次いで、今回のお題であるアーカイビング事例に入っていく。

・数万ページの書籍
 DTPものならばデータ資産から即PDF化できるし、校了時点でPDF化するというワークフローも多いだろう。
 データがなければ自動原稿送りで印刷物スキャンもできる。特定企業のフォーマットであるPDFを嫌いjpeg2000など使う事例もあるが、官公庁でもなければ汎用画像にこだわる必要はないだろう。
・ダウンロードさせたくない
 webでPDFを見るという事は、その時点で一時ファイルとしてダウンロード済みである。多少の知識があれば一時ファイルを取り出す事は難しくないので、ダウンロード禁止することはムリ。
 ならばダウンロードしても利用できなければ良いだろう、という考えで、書籍を1ページ毎のファイルに分割し、ページ送りはリンク動作で実現することに。
 ページ分割のうえプリント・編集不可に設定されていれば、使いようの無いデータがダウンロードされることだろう。
 デメリットとしてはファイル内の文字列検索ができなくなるが、これは後述の全文検索でカバーしてみよう。
・全文検索
 FIleMaker xslt cwpを使った全文検索システムを構築。何種類かのツール(有用なフリーウェア「PDF ZERO」なども)を駆使してPDFからテキストを抽出し、FMへスクリプトを使って格納する。
 検索ヒットするとブラウザに表示されるヒットリストのうち、本文抽出文字列中の検索語に相当する部分が赤で表示されるのがポイント。クリックすると該当書籍の該当ページが開く。
 たとえば新聞など大判ページなら、そこから更にコマンド+FでAcrobatの検索を使えばページ内の位置を特定できる。
 
ここで、FileMakerは全文検索だけではなく、リンク情報の整理とHTML書き出しに利用されている。具体的には、クセロ社の「SetBookmark」でPDFのしおり情報をテキスト化し、それをFMへ読み込む。その後にスクリプト処理でJavaScriptを含むHTMLを書き出すというもの。ポイントは、しおりのないページへのリンク情報行を、周辺行の状況を判断して自動生成するあたりにある。
以下、実現のために考慮したポイントを幾つか。

・古いといいつつフレーム分割は偉大。何の工夫もなく絞り込み検索できる。
・ページ操作には別フレームのURLを変化させたり、関連の値をフォームなどに一時記憶する必要があるが、その動作には「GetElementById()」を使うべし
・ズームなどファイル名よりも下位の制御を行うにはハッシュを使う→Adobe社で情報公開している
・HTMLのブラウザ互換性は、力で押さえ込むのではなくシンプルで無理のない記述で行うべき
・バージョンが上がったとき泣きを見ないよう、マニュアルにない(うってつけの)動作を発見しても利用してはいけない


デモしたところ、なぜかズームが動かない。→Acrobat Reader側でブラウザにPDFを表示するというチェックが入っていなかった為、previewが動いていたと後で発覚。
全文検索は、最大何レコード(即ち何ページ)をハンドリングできるか、ならびにそのパフォーマンスは?というところに話が尽きる。
10万レコードを超えた辺りで全件ヒットなどの結果にエラーが出始める。web公開エンジンのエラーであり、100万件超でもFMS自体に全く異常な動作は見られないというのが物悲しいフィナーレであった。この問題はある小技で克服されているが、そこにも「GetElementById()」で、検索フレームが切替わっても入力済の検索条件が保持されるからくりを用意した。

総じて、浅くとも広い知識と実践がもたらす馬鹿にならんパフォーマンス、といった趣きになったのではないか。ローテクマンセーいや万歳である。
過去に我々はパソコンをネットで繋ぐことでパフォーマンスが飛躍的に向上するという経験をしたのだが、同じことでFileMakerというツールを他の要素とジョイントした場合もより大きな力を発揮することに気付いて頂けたら...と願う事しきりである。
かくして、ワシの座右の銘「ローテク魂」は、ウヤムヤのうちに銀座デビューを果たしたのであった。
(吹けば飛ぶようで実は凄い、是即ちローテク道の真髄なり。確かめたい向きはご連絡ください。)



●FileMakerで考えるモデリング-在庫の場合:今泉みゆき(Sevensdoor)
誰もが頭を悩ませる「データモデリング」について。以前FFNでもこのお題を担当した今泉さんのお話です。

まず、データモデリングとはなんぞやというところですが、今泉さんは「システムを効率よく開発するために、実在する事象をモデル化してデータベース設計に結びつける手法」と定義されました。なるほど。
実際のモデリング作業では、「One Fact in One Place」の原則のもと、
・エンティティの設定
・主キーの設定
・重複の排除

といったルールで設計していくそうですが、今回はこの原則で作られた事例を元にシンプルに説明してくれました。

その事例とは、「インテリア雑貨の卸売業の在庫管理」。そして、月次在庫表と在庫元帳の2つの帳票をそこから作りたいというもの。どちらの帳票も必要な項目は似かよっていますが、ここはデータのハンドリングを良くするためにあえてテーブルをわけるという判断をされています。在庫元帳では商品コード、商品名や入出庫日、入出庫数、現在残高などを持ちますが、この1つのテーブルで各月ごとの集計を出そうとするよりも、月ごとに開始数、終了数を保持して、単月ごとに管理するほうがパフォーマンスを稼げると。また、月のはじめに一度締めているので、その月に一度も入出庫がなかった商品の在庫数も簡単に取り出せるとのことでした。
ここで実際のテーブルの関連が示されます。入出庫伝票と在庫元帳が「商品ID」と「年」でつながれ、入出庫伝票と月次在庫元帳が「商品ID」と「年月」でつながれています。一瞬、在庫元帳と月次在庫元帳は一緒でいいような気にもなりますが、前述の理由であえてわけているとのことでした。納得。

ここでデモ
データベースに作られたリレーションシップグラフを元にデータのつながりが説明されます。商品マスタから月次在庫元帳にデータがつながり、そこから入出庫伝票、あるいは自己リレーションで前月の月次在庫元帳というTOも用意されています。わかりやすいですね。ver.7から複合条件でのリレーションが可能になったので、こういうことも簡単にできると説明されました。やろうと思えば、「<」や「>」などの不等号記号も駆使したリレーションも作れるので、もっとシンプルなフィールド構成にすることも可能であるが、この場合はデータが果てしなく蓄積されるタイプのテーブルであることから、パフォーマンスを優先させて昔ながら(?)のテーブル / フィールド構成にしているとのことです。

留意点
今回紹介された方法では、月ごとの集計を在庫元帳本体では行わない前提のため、月ごとに集計を行い、月次在庫元帳テーブルの値を静的に作る必要がある。
なので、すでに締まっている月のデータを後で編集されると都合が悪い。
ということで、月次で締めて集計する処理と同時に、データのロックをしてしまうほうがシステム上はラクになるかも、と、非常に現実的な設計の提案で締めくくっていただきました。
(この項のみReported by 竹内@sevensdoor)



●FileMakerの関数について語り尽くそう:茂田カツノリ(Sevensdoor)
FleMakerといえばリレーション、関数、スクリプト。その中の関数についてSevnsdoor 茂田さんのトークです。
より効率的に、早く目的のソリューションを得るためには、一見遠回りであっても「基礎体力」を付けることが必要では? そんなお話。

まず、ヘルプをちゃんと読むこと。特に「関数について」は予め読んでおく事をおすすめ。
Date関数の使い方、日付書式などについて説明がありました。
ヘルプはメニュアルと同じで、技術的に整合するように表現しなければならないので、時として何言ってるのか判らないような日本語に見える事もあります。
しかし、ひとたび理解してしまえば、次に見るときには簡単に思い出すので、なんとしても実際に計算式を入力し、試行錯誤して身につけておきたい。

Evaluate関数などは、列記されたフィールドの値の変化をきっかけとして式を実行する、こういうものですが、実際にやってみるまで実感はわかないことでしょう。
これも、実際に試して、一部始終をその目で見れば必ず理解できます。

・式の書き方について
 ・コメントは冒頭に必ず書く
  長い式になれば、後から読み解くだけでひと仕事になります。何の為に何をやってる式なのか、必ずコメントを付けましょう。
 ・Let関数を利用して式をシンプルにする。
  入れ子が複雑に絡み合った式は、その時その人しか理解できないといっていいでしょう。
  Let関数にすればそれ以後の式がシンプルになり、中間フィールドを作ったときと同等の見通しの良さになります。
 ・入れ子が避けられず、カッコが重なるときは、閉じ側のカッコ直後に、どの関数の閉じカッコなのかを示すコメントを付けておく
  例: )//If  意味:IF関数ココマデ
 ・Filter関数の使い方について
  Filter ( フィールドA; Katakana ( フィールドA ) )//フィールドAのひらがなを除去する。
  使えますね。応用パターンが浮かんできます。

 続いて、Evaluate関数を使った計算式チェッカーが紹介されました。
 
それから、茂田さんも言ってます「ヘルプに無い動作を利用するときは、気をつけるか、覚悟が必要」。
きちんとFIleMakerのアップデートをする人は、ご注意を。



●ビジネス現場とSQL連携、そのテクニック:竹内康二(Sevensdoor)
今回、v9へのアップデートで遂に実現した「外部SQLデータソース」への読み書きアクセス。MySQL、オラクルなど基幹系御用達DBにFileMakerが食い込む蟻の一穴となるか興味津々。
ではどのような現実的な適応例がありそうなのか。

・PHP + MySQLでweb通販
 納品書をMySQLからCSVに書き出し、FMで読み込んでプリントしたいのだが...
 見事に適応するパターン。ESS(External Sql Source)アクセスを利用してFM上にMySQLの生データを直接取り込むことができる。
 
ここでデモ

受注情報を参照する為に、ODBCデータソースの設定 で設定を行う。
ここでSQLデータソースは、仮想的なテーブルとしてリレーションシップグラフに(仮想である事を示す斜体の文字で)現れ、他のテーブルと同じ手順でリレーションを張ることができる。すなわちFMの一部となって目的のデータに手が届く。
MySQL側にフィールドを追加する事もできる。ただし、追加するフィールドはあくまでFM側に保持され、MySQL上にフィ−ルドが実際に追加される訳ではない。また、追加可能なフィールドは、索引生成のできない計算フィールドや集計フィールドなど、仮想前提でも動作しそうなものに限られる。
入力値の自動化をMySQL側のフィールドに適用してみると、確かに効果が現れる。ただし当然ながら、効果があるのはあくまでFM側から入力した場合だけ。

まとめ

この機能を利用することで、SQL側とFM側で役割分担を明確に分けることができる。これは、既存のSQL DBに対しFMを追加するのと同じことなので当然といえる。
データを参照してFM上で追加工を施すのであるから、FM側は自由に作り込むことができる。
また、逆行的にFM側からSQL側へデータを追加したり、修正することも必要に応じて可能である。

ワシの会社でも、近々メインの業務システムをSQLベースのおニューに新調するらしい。現行システムはかなりの老体で小回りも効かず、我らデジタルコンテンツ部はヒビダスと称する部内システムなんぞを勝手にこしらえ対応していたが、ここで本家に機能充実されてしまうと「類似機能の排除」なんて大義が立ってしまいかねず、60余名がぶら下がるFileMaker xslt cwpのヒビダスシステムがどうなるか気になっていたのだが、何らかのボタン処理をきっかけとしてスクリプトを起動し、業務の進捗や生産高などの値を外部SQL DBに書き込む、という手法で、「お家お取り潰し」は免れる事ができそうだ。とりあえず技術的にはだが。



●海外ツール&リソース最新事情:Shin(Sevensdoor)
英語にもめげず、海外最新リソースを掘り続ける人がいます。なぜか? そこに宝の山があるからだとその人は言います。
v7以降、Unicode化されたことで言語の壁がなくなり、ほぼ何でも使えるようになったという事情があるようです。要するにFileMaker自体が、昔は日本語版はそれ用に個別開発されていたので、他言語用のコンポーネントと組み合わせると問題が発生していたが、今はUnicode化によりFileMaker自体は共通で言語のセットを切替えるだけになったから、他言語用のコンポーネントとも自在に組み合わせられると。
実際にShinnさんはイタリア語環境に日本語のものをインストールしても問題なく使えたそうです。

では、Shinさんはいったいどういったものをマークしているのでしょうか。

Admin Anywhere
 サーバ管理 ブラウザで簡単にサーバ管理を行う
Super Container
 オブジェクト管理 オブジェクトフィールドの一種として動作する
Script Master
 フリーのプラグイン JAVA実行環境をもたらす
Base Elements
 DB構造管理 レポート作成機能が秀逸
Inspector
 DB構造管理 レポート作成機能が秀逸
Clip Manager
 インテル対応 カスタム関数のコピペを可能にする
Occurence Selector
 テーブルオカレンスの検索を可能にする
 
デモ
・Super Container
 オブジェクトフィールドの替わりに「Super Container Server」にファイルを格納してくれる。
 データは、webビューアからSuper Container Serverへ送られる。
 webサーバのようなもので、インストールすると、一式のフォルダ構造など整えてくれるようです。
 FMよりも画像の表示などは高速だし、妙にファイルが肥大する事もない。画像アーカイブなどを簡単に構築したい向きには最高のツールですね。 
・Clip Manager 2
 カスタム関数をコピペする。
 取り込んだ内容を別途保存することもできる。レイアウト情報も保存できる。
 これらの情報はXMLでハンドリングされる。
 
海外リソースというものを知る近道は、FileMaker TechNetに加入することだそうです。確かに、年間9000円ほどで特典たっぷり。Server Advancedの開発者版(ユーザ数制限付)まで手に入るというのは昔を考えるとアンビリバボーな内容です。
正直、私も考えてます。会社のFMSAがv9に上がったら、サブ開発環境として自費調達してもいいかな、9000円なら。



●パネルディスカッション〜みんなで語ろうFileMaker〜:吉田博英さん(MacPeople編集長)/小山香織さん(トレーナー/ライター)/茂田カツノリほかSevensdoorメンバー
Sevensdoor竹内さんの進行のもと、MacPeopleの吉田編集長に、これまた超有名人の小山香織さん、そしてSevensdoor茂田さんが壇上で熱いトークを繰り広げました。
吉田編集長は、v4時代、FileMakerユーザーだったそうです。以下は、そのトークのほんの一部。実はメモが追いつかなかっただけですけど。

吉田:平日のシアターと比べて世界が違う。海外には熱狂的なFileMakerユーザーが多数いることは知っているが日本でもこれほどアツいとは。茂田さんが(MacPeopleに)レビューを連載していることだし、これは新コーナー連載開始もアリかなあ。

吉田:ペアレンタルコントロールのログを読み込んで解析するツール。
吉田:FileMakerに関わるリアルな実例。どれだけ儲かった例があるか。
小山:「こうすればデキるのか」と、自分もやる気になってしまうような実例。
茂田:儲かってるのって、ニッチなパッケージを開発販売してる会社だよね。
(竹内:同意の弁)
小山:「これだったらできるかも」とその気にさせる本が書きたい。

〜触ってみる気にさせる、というのがミソかも〜

〜略〜

吉田:やはり、平日にも関わらずこれだけアツいというのは凄い事。FileMakerは熱狂的に支持されているのだから、メディアとしてサポートしていきたい。
連載?連載はやるんだけど....

アツい対談に乗じて連載ゲットか。Sevensdoor 侮りがたし。さて、その連載の時期や内容もさることながら、書くヒマあるのか貴方たち。



●FileMakerなんでも質問、ご相談どんと来い!:Sevensdoorメンバー
このコーナーはSevensdoorメンバーの筆により別途詳細に紹介されているものと思われるので、レポートからは省略します。



●インスタントWebをiPod touchに最適化する試み:松尾 篤(エミック)
さあ、巨匠の登場であります。今回は、話題の iPod touch でインスタントweb公開を見る、というか逆ですね。iPod touchで見ることを前提に、インスタントweb公開の方を最適化するという試みの紹介です。大画面とはいえ、普通のパソコンとは桁違いに小さな画面のiPod touchでも読みやすく、使いやすい。そんなサイトを作りましょうという内容でしょうか。
FileMakerのインスタントWebではiPod touchのSafariは公式サポートされていないが、基本的にはSafariなので使えなくはないようです。さて。

iPod touchとは
・マルチタッチインタフェース
 タッチパネル + 2本指コントロールが可能 さまざまな操作方法を直感的に実現
・Wifi機能内蔵の初めてのiPod
 wwwへワイヤレスで接続、Safariが使える、iTunes Wifi Music Storeが利用可能

iPod搭載のSafari
・Web標準に準拠
・Acid2 Browser Testにパス
・コアの部分はオープンソース
・Mac OS X版やWindows版と同様にWebKitエンジンが使用されており、普通にWebサイトの閲覧ができる
・ただし一部制限がある
 ・FlashやJavaアプレットに非対応
 ・ファイルのダウンロード/アップロード、コピー&ペーストやアンドゥはできない
 ・ツールチップに非対応
 ・ポップアップヘルプを活用できない
 ・ポップアップブロックは通常OFF
 ・[URLを開く]スクリプトステップは使わない方が良い

ビューワがiPod touchであるために注意すべき点とは
・ウインドウという概念が存在しないのでスクロールバーやリサイズコントロールがない
 (ウインドウではなくビューポートと呼ぶ)
・ビューポートとは
 ・Webページのコンテンツの配置やテキストの折り返し位置を決める矩形領域
 ・幅は通常980ピクセル
 ・viewport metaタグのプロパティでビューポートの幅や高さなどを変更可

ここで、参考までにSafari for iPod touchのUser-Agentは...

Mozilla/5.0 (iPod; U; CPU like Mac OS X; jajp)
AppleWebKit/420.1 (KHTML, like Gecko)
Version/3.0 Mobile/3B48b Safari/419.3
(ファームウェアバージョン1.1.2のiPod touchに搭載されているSafariのUser-Agent)


どのようなデモになるんでしょうか
・ビューポートとダブルタップを考慮
・iwp_home.htmlのカスタマイズ
・外部サイトへのリンク設定
・iPod touchでExcelファイルを参照

インスタントweb公開ではHTMLを書き足したり書き直したりする事ができないので、iPod用のMETAタグを書き足す事はできません。
ページサイズをビューポートの幅に合わせることもできない筈ですが、たとえばFileMakerの公開用レイアウトを幅980pxで作成することで、ほぼ同様の効果を得られるとのことです。
ダブルタップに考慮して段組レイアウトもお勧め。ダブルタップの際は近くの四角形などが拡大後の表示領域決定要素になるので、狙った範囲がうまく拡大されるよう、四角形などをさりげなく配置しておく事がポイント。

デモ
既存のiPhone用カレンダーモジュールを販売しているサイトへ接続してみると、確かにサイトの作りはしっかりしています。文字も大きく、最近@眼進行中のワシでも読めそうです。
次いで巨匠のインスタントwebへ。
iwp_home.htmlは、唯一書き換え可能なHTMLです。JavaScriptなども同様に書き換えできます。
ここで、インタフェースをiPhone風に、JavaScriptを使ってファイル一覧を動的に表示させてみようとしています。また、標準の認証をスキップするようにしたとのこと。
具体的には、ゲストのみインスタントweb公開が有効になるよう拡張アクセス権をセッティングし、iwp_auth.htmlのソースを参考にしてiwp_home.htmlにフォームを新設しています。

結果は、「ゲストログイン」ボタンのタップ(クリックと同じ)で標準の認証を迂回してログインすることができました。
また、本来は不可能な外部サイトへのリンクも、webビューアを利用する事で実現しています。
そして、Excelファイルの参照です。参照されるExcelファイルはwebフォルダに置き、オブジェクトフィールドに「山椒データのみ保存」でExcelファイルを納めておけば表示されます。
ただし、webフォルダの中は、置いただけで既に公開されているので注意が必要です。また、セキュリティ上から、無線LANはWPA、WPA2を使う事を強くお勧めするとのことです。
SSLはONにして使いましょう。

確かにあの画面から細かい情報を読むのは辛いのですが、場合によってはそうした端末しか使えない事もありますよね。
セキュリティに注意を払って有効に利用したいものです。

長く、有意義な1日でした。今のところ消化不良気味ですがボチボチひも解いていこうと思います。
Reported by 金丸康明




アンケートのご協力、どうもありがとうこざいました!
ご意見、ご要望やご感想はこらちからお寄せください。 >> ご意見箱

Special Links:
「インスタントWebをiPod touchに最適化する試み」発表資料(松尾 篤さん)
・IT戦隊ネラレンジャーのカレンダー「ネラレンダー」の2008年版がでました!ご存知ない方はこちら

Special Thanks to:
< 書籍・景品のご提供 >
開業医のためのFileMaker Pro実践活用術(ビー・エヌ・エヌ新社)
FileMaker Pro 9 スーパーリファレンス for Windows&Macintosh(ソーテック社)
FileMaker Pro 9 基礎講座 for Win/Mac(オーム社)
FileMaker 関数・スクリプト+α事典(ラトルズ)
やりたいことからすぐ引ける ファイルメーカーPro 逆引き辞典(ラトルズ)
FileMaker Pro 大全(ラトルズ)
・FileMakerロゴ入りカードケース(ファイルメーカー社)
・FileMakerロゴ入りUSBメモリ(ファイルメーカー社)
MacPeople誌年間購読権(アスキー)
※MacPeople誌年間購読権につきましては、「FileMakerなんでも質問、ご相談どんと来い!」コーナーにご質問を寄せてくださった方の中から抽選いたします。同コーナーの記事は別途公開いたしますが、現在鋭意作業中です。いましばらくお待ちください。
< FileMakerまんがご提供 >
 たまみそさんの今回のまんがはこちら
< イベントレポート >
 金丸康明さん
< 会場ヘルプ >
 新妻利恵さん
 影山こずえさん
 酒井芳江さん
< カメラ担当 >
 畑一彦さん
会場の様子:>> Topへ



トップバッターはファイルメーカー社の日隈さん


BentoのリッチなUIに驚愕




金丸さんのローテク魂が炸裂

プレゼント抽選は、もちろんFileMakerで

今回も豪華商品です



セブンズドア4人の技術セッション








パネルディスカッションは、司会の竹内、茂田さんと

ライター・トレーナーの小山香織さん、MacPeopleの吉田編集長

何と北海道からの参加者も!

アツい談義が繰り広げられます



大Q&Aコーナー


高レベルの質問続出で盛り上がります


抽選3回目!

松尾さんによる新しいIWPのアイデア






今回もありがとうございました


来場のみなさんのご感想:>> Topへ
男性使ってみたいソフトのひとつなので、またの機会にイベントを拝見させていただこうと思います。
男性マックピープルさんで、英語圏のファイルメーカーおすすめサイトを対訳(日本語)つきで紹介する記事はできませんか?ダウンロード → 使用までの手順もあるとなお助かります。初〜中級で英語できない方は多いのでは?
男性参加して勉強になりました。Fun Nightへも参加しようと考えています。私もネラレンジャーになってしまいそうです。茂田さんに一度データベースのコンサルをお願いしようと考えています。
男性パネルディスカッションをPodcastでどうでしょう!?Macピープル楽しみです。プレゼントありがとうございました。
女性(5)の途中からの参加となり、少し残念でした。しかし、(6)のプログラムで、「発想のポイント」のお話をうかがうことができ、とても興味深いものでした。次回も、ぜひ開催をよろしくお願いいたします。←あっ!!12/22ですね!!楽しみにしています。
男性いろいろ勉強になりました。前回に続いての参加ですが、また参加したいと思います。何も当たらなかった。残念です。
男性非常に有意義な時間を過ごせました。ただ、ビデオカメラのテストは十分にしておいて欲しいです。ビデオカメラをMacと接続してのデモは必然ではないと思います。プレゼンテーションのリハーサルはやられた方が良いと思います。もうちょっとお休みもほしいです。
男性プロジェクターのフォーカスが甘く目が疲れました。もう少し休憩を挟んで、リズム良くタイムテーブルが運営されるとうれしいです。
男性ニナガワさん、スーパーコンテナーぜひ日本語化してください。クリップマネージャーのデモすごかったです。またの機会の続編楽しみにしています。長時間のイベントでしたが、スタッフのみなさまご苦労様でした。パネルディスカッションで、雑誌連載の話がありましたが、中級者用として、今回のSQLとの連携やWebでの利用等を特集していただけたらと思います。今回もありがとうございました。
男性Ninagawaさん、日本語版待ってます。有意義な情報が得られ、また、いい「シゲキ」になりました。
男性次回も参加させていただきたいと思います。
男性Clip Manager2の機能はスバラシイ!!ぜひ、試したいと思います。
男性iSightの不具合が残念でした。前回ほどの熱気ではないものの、楽しく勉強させていただきました。
# FileMaker Fun Nightは是非行きたいイベントなのですが、開催が土曜とあっては、週末子供と時間をとりたい2児のパパとしてはとても困るのです。平日の夜、月に1度なら会社帰りに行きやすいのに...と涙をのんでいます。毎回のコンテンツをまとめて出版してはどうでしょう!絶対!!!売れますよ!!!
# Super Container日本語版、欲しいっすー!!
# ClipManagerすごいですねー!これDL必須です。
女性久しぶりに参加させていただきましたが、とても勉強になりました。ありがとうございました。よく、Excelと比べられるので、FileMakerの素晴らしさをもっと知りたかったので、最近Officeの資格をとりました。ますます素晴らしさを知ることができました。
男性濃密な内容でとても勉強になりました。金丸さんの手掛けられた数々のシステムの紹介には感動しました。弟子入りしたいくらいです。また、本日講演してくださった皆様から、有益で貴重な情報を教えていただき、早速業務等に活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
今後の要望としては、デモは、リハーサル段階で動作検証していただけると、もっとスムーズな進行になるのではないでしょうか。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
女性すでに書きましたが、仙台でも開かれるとよいと思います。
SQLを中心としたいろいろなデータベースソフトがありますが、開発の遅さと●●(竹内注:すみません、達筆で判読できませんでした。「費用」?)が非常に大です。安くて便利なファイルメーカーをもっと宣伝すべき。
男性開発された製品の説明がおもしろい。
男性連続で盛りだくさんで飯が食べたくて腹が減ってしょうがなかった。別にBENTOの話は聞けてよかった。いずれにしても時間のSettingがTightで、聞くほうはつらい状況でした。
女性外部SQLデータソースが、リアルタイムで利用できることで、また可能性が広がりそうです。海外ツールぜひ調べてみます。オブジェクトフィールドの管理には行き詰まっていたので、Super Container興味あります。
男性いつもの参加者とはかなり違ったカタが多く、熱心にメモを取っているのが目立った。
女性(今日は(12/4)誕生日です。43才おばさんです)
ファイルメーカーで作ったDBにPDFをひもづけしてWeb状で見られるシステム作成中。サーバーのデータベースサーバーにアップロードしてもファイルが開くときあり、閉じたままのときありで、安定せず困っています。(FMサーバーアドバンスト9.0、XP Professional、FMA8.5)
「文書のWeb公開...」のテーマに興味があったものの、ちょっと求めていたものと違っていました。でも、いろいろな話が聞けて、タメになるのでまた来ようと思います。カレンダーありがとうございました。娘が喜びます!!
女性勉強になりました。ユーザー歴はそこそこ長めですが、レベル的には初心者の域を脱していないので今回のイベントで「こんな使い方があったのか」と驚くことばかりでした。ただなんとなくですが、やむを得ないと思いますがマックユーザー主体のような気もし、Windowsユーザとして少し肩身が狭いような感じもしました。イベントそのものはとても有益なものでした。ありがとうございました。
男性具体的にデータベースを作る参考になる事例は本当に助かります。今回も準備が大変でしょうが、一人で開発している人間としては非常にありがたいです。
にながわさんの海外ツールが非常にためになりました。日本語化希望します。皆様お疲れ様でした。
女性(2)については、以下にローテクでうまく仕事を成しとげるか!にこだわりと共感を感じました。自身もハイテクニックを必死で探して時間をかけるよりローテクニックでも積み重ねて結果が得られる方法を取りたい方です。
(3)の時に関数については、以前はものすごく苦手でしたが、講習会にいってから少しづつ古いスクリプトを関数で書き替えるようになりました。(バグも出にくくなったように思います。)海外ツールは使用してみたいーと思いつつ、いまだプラグインすら使用していないので ー 、いずれ挑戦してみたいと思います。Clip Manager2には、本当に驚きました!また、Inspectorも良いと思います!
(4)→ぜひ連載を期待しています
仕事が係数経理の事務になり、FileMaker関連からは離れてしまいましたが、自身での勉強と情報収集はこれからも続けたいと思います。
男性4日のFilemaker Day大変ご苦労様でした。
まだ体力が回復出来ていない為後の食事会(飲み会)に参加出来なくて非常に残念でした。
名古屋、大阪でも頑張って下さい。

参加させて頂いて感じた点と要望をお知らせ致します。
感想
MacPeapleの編集長がお話されていた様にFilemakerのコミュニティは以前Macに存在していた世界が残っていると思います。今の様にインターネットに光ケーブルで常時接続しWebやmailが夢の世界であった頃に、エバンジェリストとユーザーがお互いに協力し合っていた世界があります。
蜷川さんが世界の道具を紹介されている姿を見て、遥か以前のMacの状況も思い出しました。私自身も英語版のMS-WordやFilemakerを使用したい為にSweetJamを使用した頃を思い出しながら拝見しておりました。今でも当時の様な作業をしている人がいる事を驚きと嬉しさを持って拝見致しました。
私にとって今回のイベントで一番ありがたかったのは今泉さんのお話でした。素人が一人で開発している時に一番必要な情報です。この様な情報が今の私には一番必要です。
茂田さんの書籍は私にとってはバイブルであり、机上に数冊常駐しています。今後もぜひとも継続して下さい。
Filemakerのコミュニティ継続における竹内さんの存在は非常に大きいと感じています。竹内さんがおられる事により今の状況が出来ていると言っても可笑しくないと思います。

クロス集計を取り上げて説明頂きましたが、はやりこの方式しかない事を再認識しただけでも参考になりました。最終の改善はFilemaker社に頑張って頂くしか方法はない事を理解しましたが、現場のユーザーの必要度は相当である事を機会がある毎にエバンジェリストとしてぜひFilemaker社にアピールお願い致します。
今回の例で言えば商品コードでリレーションを組む方法では商品コードが発生しない伝票はもれてしまう事になりますので、残念ながら解決の方法にはなりません。現状のEXCELにデータを渡してから作業する方法を拡張するために、EXCELのBVAを作成する方向で作業する事に致します。

要望
クロス集計についてはLet関数を使用すれば配列に記録する方法が出来ないか別途検討する事に致します。実現の為には印刷する前に商品が変化する毎に集計結果を一時保存する手順が必要と思われます。ファイルメーカーでこの様な事が可能かどうか不明ですが、実現する方法があればお教え下さい。私と同様の事例で困っている人は多いと思います。
中級者向けの書籍についてはMacPeapleの編集長がおっしゃておられる様に多くの本が販売出来るかどうか不明のため無理があると思われます。MacPeapleの記事の一部としては雑誌の為にもなるのではないかと思われます。雑誌の企画をする事は非常に苦労されている点もあると想像していますので、長期掲載の種として利用する価値はあると思います。

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